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人間国宝 十四代酒井田柿右衛門作 菊鳥文花瓶 《新品未使用》

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日本で初めて赤絵の技法を開発したと言われ、400年にも渡る歴史と伝統を誇る酒井田柿右衛門窯。柿右衛門の作品の大きな特徴の一つに「濁手」と呼ばれる、柔らかく温かみのある乳白色の生地があげられます。こちらは重要無形文化財(人間国宝であられる、故十四代柿右衛門作の精緻で大変に美しい染め付けの代表的な菊鳥文花瓶でございます。柿右衛門に憧れて、以前に日本橋の三越で新品を購入しましたが、買って満足。。。そのまま大事に自宅保管しておりました。共箱も栞もそのままの綺麗な状態です。どなたかこの日本が誇る、美しい貴重な芸術品をご理解、ご愛用くださる方にお譲りしたく出品いたします。ご検討いただけますと幸いです。

〜赤絵の完成と柿右衛門様式の確立〜

有田泉山で白磁鉱が発見され、日本で初めて磁器の焼成に成功したのが、元和2年(1616年)頃といわれています。

寛永年間(1624年~1645年)頃、肥前長崎の港では中国明朝の色絵磁器が陸揚げされていましたが、有田でもこれを受け、色絵磁器の生産が待ち望まれるようになっていきました。
このような情勢下で酒井田喜三右衛門は伊万里の陶商 東島徳左衛門らの協力を得て、正保4年(1647年)頃に日本で初めて赤絵磁器を完成。それが後の初代柿右衛門です。

その後、有田の磁器は急速な進歩をとげ中国の磁器にかわりオランダ東インド会社の手によって広くヨーロッパに紹介されます。
中でも柿右衛門の赤絵は特に賞賛され、18世紀になるとヨーロッパ各地の窯で「柿右衛門様式」の倣製品が数多く生産されました。
ドイツのマイセン窯、オランダのデルフト窯、フランスのシャンティー窯などの「柿右衛門写し」は現在でも世界中に残っています。

初期の赤絵は、中国明朝の磁器を手本にした「花鳥図」、「鳳凰図」などの絵柄が多かったようですが、三、四代柿右衛門の頃から「鹿紅葉」、「粟鶉」、「波千鳥」、「秋草」、「松竹梅」などの日本画的な文様が定着し、柿右衛門独特の濁手素地と相まってその美しさは高く評価され、いわゆる「柿右衛門様式」が確立されるのです。柿右衛門の技術と精神は絶えることなく代々受け継がれ、現在の十五代柿右衛門へと継承されています。

サイズ
口径約6㎝、胴幅約12㎝、高さ約20㎝
在銘、栞付き、共箱入り

#重要無形文化財
#人間国宝

商品の情報

カテゴリー:家具・インテリア>>>インテリア小物>>>花瓶・フラワースタンド
商品の状態: 新品、未使用
ブランド: 有田焼

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